ユニークな書体の碑
南無阿弥陀仏の信仰
たいていの人が仏壇に向う時、また念仏を唱えるという場合
「南無阿弥陀仏」と唱えるものではないだろうか
これは中世以降に「南無阿弥陀仏」を唱えれば極楽へ行ける
という信仰が爆発的に広がったためである
徳本碑の建立
徳本碑とは徳本行者の書体の名号碑のことである
徳本行者は宝暦7年（1758）年和歌山県生まれで、
浄土宗の僧侶である
徳本は精力的に各地を巡って布教した
念仏講を組織して、各地に多くの徳本碑が建てられた
丸山の麓から城腰へ
上山田では徳本碑が三基確認できる
そのうちの城腰地区にある徳本碑は元々は中央地区の
丸山の麓にあったものである
いくら探しても見つからず、聞き取りによって移動が判明
したのである
徳本碑は個人によって移動されたもののようだ
移動の理由は不明である
城腰地区のテニスコート近くの墓地に徳本碑はある
人気が高い徳本碑
徳本碑はその独特な書体のためか人気がある碑である
徳本碑を求めて、全国を巡る猛者もいるという
徳本碑は特に長野県に多いとされ、様々な街で
見ることができる
上の写真は善光寺のもので、実に立派な碑である
時にはユーモラスな書体を楽しむのも良いものだ
データ
徳本碑（名号碑）
所在地 上山田城腰和合墓地内
寸法（ｃｍ） 200×145
建立年代 不明
碑には「南無阿弥陀仏」、「徳本」
地図
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