金鵄輝く日本の
紀元は二千六百年
紀元2600年とは昭和15年（1940）のことである
上山田温泉組合は大日本敬旗会の趣旨に賛同して、その入会を希望していた
昭和15年11月21日、希望は実現し上山田温泉支部が誕生する
この時上山田温泉支部は国旗崇敬や国体明徴の気持ちを民衆に一段と普及せんとするため
大国旗掲揚塔の建設を皇紀2600年記念奉祝事業として実施したわけである
世紀の文化また新
荒砥城の管理棟からお城へ行くまでの間に塔と祠がある
昭和16年10月9日、国旗掲揚塔の竣工式と祝賀会が行われた
来賓の顔ぶれは、大日本敬旗会総裁で公爵の一条実孝、会長の陸軍中将・井上一次
陸軍大将・菱刈隆、陸軍大将・川島義之など豪華この上ないものだった
隣の石祠
国旗掲揚塔碑の隣には石祠がある
昭和15年には全国的にこのような石祠が建てられていたらしい
この石祠も紀元2600年を記念してのものだろう
祠の土台には「昭和四十一年」とある
山頂にあった祠を移動させた年だったと推測できる
昭和41年には善光寺別院である城泉山観音寺が開山する
昭和42年には遊園地や慰霊塔が完成し
城山は目まぐるしく変わっていった
この石祠はこのような環境にあったのである
データ1
国旗掲揚塔碑
所在地 上山田温泉城山史跡公園内
寸法（ｃｍ） 262×37
建立年代 昭和16年10月9日
碑には「皇威宣揚 上山田國旗掲揚塔 陸軍大将川島義之書」
右側面「紀元二千六百年記念」
左側面「大日本敬旗会上山田温泉支部」
データ2
石祠
所在地 上山田温泉城山史跡公園内
寸法（ｃｍ） 109×49
建立年代 昭和16年か
祠背面「紀元二千六百年」
祠土台右側面「紀元二千六百二十六年」 「昭和四十一四月十八日」
地図
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